1900年代初頭のヨーロッパのシャツからインスピレーションを受け
BONCOURA流に昇華させたビブフロントシャツです。
生地はブラックリネン100%
通常、麻は黒には染まりにくく、今までBONCOURAが求める黒を表現する事が出来ませんでしたが、職人達の協力によりBONCOURAの求める日本の伝統色のような「黒」を表現することができました。
ボタンホールの黒糸がチャコールに見えるほど黒く染まっています。
縫製にもこだわり、強度が求められる部位を除いて
ふんだんに手縫いを行なっております。
まずはBONCOURAの顔であるネームこちらは、もちろん手付けです。
襟と袖に職人の手縫いの飾りステッチが施され、
マシンメイドでは表現できない味が上質な仕上がりとなっております。
他にも襟と袖のギャザーも1つ1つ職人が手縫いしており、
手縫い部の縫製糸は上質なシルクの糸を使用しています。
釦は黒蝶貝を採用
形状を一から考案し既製品には無いオリジナルの形状を1つ1つ
職人の手によって削りあげました。
黒蝶貝は厚みが上がれば上がる程、生産数の歩留まりが悪く
貴重なものとなっていきます。
通常では1.5~2mm厚が多いですが、3mm厚の肉厚なものを採用
黒蝶貝は見る角度により色が変わり貝の部位により少し色が異なりますので
天然素材ならではの風合いが楽しめます。
そのボタンを職人が一つ一つ丁寧に手付けを行なっております。
襟と袖の芯地は、接着芯ではなくBONCOURAのジャケットにも採用されている特別な芯地を使用しております。
一般的には接着芯と呼ばれる芯地を使用します。接着芯の場合は、
表地と裏地を固定してしまうので縫製はしやすく生産性が高いです。
この芯地の場合は中で芯地が動けるように縫製しますので、
縫製の時に表地、裏地、芯地が動いてしまい、
縫製には非常に卓越した技術が要求されます。
その分手触りが非常に柔らかくなり体によく馴染みます。
袖とマチに計4箇所、施された虫留めは飾りステッチ同様、
上質なシルク糸でBONCOURAのカラーでもある赤を採用、
赤の虫留めがアクセントとなり黒をより一層引き立てています。
もちろんこの虫留めも全て職人による手付けです。
ドレスシャツの伝統的かつエレガントな作りや手作りの温かみ、
現代の職人の粋を尽くし、手のかけられるところは、惜しみなく手をかけた。
まさにBONCOURAが命を吹き込んだ最高峰のシャツです。
完全受注生産 納期は7~8月のお届けを予定しております。
お問い合わせ多数により、ONLINE STORE での受注も開始いたしました。
今日も「黒」でボンクラに~