ウール
ウールという素材には、原料そのものが持つ力がある。
BONCOURA Wool
動物の種類や品種、育った土地によって異なる毛質。
繊維の太さや長さ、縮れ方。
それをどのように紡ぎ、どのような糸にし、どのように編み上げるのか。

ひとことでウールと呼ばれる素材の中にも、実際には数え切れないほどの表情があります。
BONCOURAがウールの服をつくるとき、大切にしているのは、単に柔らかいことや暖かいことだけではありません。

ナチュラル未染色の原毛

未染色ブラウンの原毛
原毛の段階で見えてくる風合い。
異なる色や質を持つ素材をどう組み合わせるか。
それらを丁寧にほぐし、混ぜ、整え、糸へと変えていく工程。
さらに、その糸をどのような密度で編み、どのような表情の服に仕上げるか。
その積み重ねの中でしか、生まれない質感があります。

原毛は糸にする前に、洗いや、脱脂、染色などを経て糸になる準備ができます。
BONCOURAでは、ウールを単なる「冬の素材」としては捉えていません。
原料の段階からしっかりと向き合い、素材が本来持っている力を、できる限り素直に服へと落とし込んでいく。
そのために必要な工程を省かず、見た目だけではわからない部分にこそ、しっかりと手間をかけています。

原毛をミックスしていく
原毛は、ふわりとした白い原毛もあれば、深い色味を持つ原毛もある。
それぞれの特徴を見極めながら混ぜ合わせることで、単色では出せない奥行きや、より豊かな表情が生まれてきます。
ミックスされた原毛は、より均一になるように次の工程へ進む


それは単なる色合わせではなく、風合いを設計していく作業でもあります。
繊維から糸へ

塊だったものが、少しずつ均一なものになっていく

ほぐされた原毛は、さらに工程を重ねながら繊維の流れを整え、ムラをなくし、少しずつ糸のかたちへと近づいていきます。
ふくらみを残しながら、必要以上に均一にしすぎない。
そうすることで、工業製品として整いながらも、どこか自然な奥行きを持った糸になります。

この工程で、原毛をどれだけ均一にするかによって、ムラ感、や糸にしたときの質感も変わります。

その糸から生まれる生地や編地には、表面的なやわらかさだけではない、芯のある質感があります。
着た瞬間に感じる包まれるような安心感と、着込んでいくほどに身体に馴染んでいく感覚。
ウールは着用を重ねることで少しずつ表情を変え、使う人の時間とともに、その服らしい佇まいをつくっていきます。

BONCOURAのニットやセーターでは、上質なウールを贅沢に使っています。
同じような見た目だけを目指すのであれば、もっと少ない原毛でも形にすることはできます。
けれど、実際に袖を通したときの暖かさや、肌に触れたときの質感、そして着たときの満足感は、まったく別のものになります。

私たちが重視しているのは、まず何よりも質感と風合いです。
目を詰めてしっかりと編み立てることで、保温性を高め、毛玉もできにくくする。
さらに、使用する原毛の種類によって差はありますが、一般的なものに比べて伸びにくく、長く着続けやすいものになります。

ヴィンテージのウールニットには、確かな保温性と独特の迫力があります。
一方で、重さや硬さを感じるものも少なくありません。
BONCOURAでは、その魅力を理解した上で、原毛を厳選し、分量を惜しまず使うことで、しっかりとした存在感がありながらも、重さを感じさせず、自然に身体へ馴染む着心地を目指しています。

見た目だけではわからない違いは、着ることで初めて実感できます。
空気を含んだふくらみ。
密度のある編地。
過剰ではないのに、確かに感じられる暖かさ。
着込んでいくほどに整っていく輪郭。
そうした一つひとつが重なって、BONCOURAのウールは形になっています。

私たちにとってウールとは、単なる防寒素材ではありません。
原料を見つめ、工程を積み重ね、糸になり、生地になり、そして一着の服になる。
その過程のすべてに意味があり、その先で着る人の時間を受け止めていくことのできる素材です。

長く着ることで、その良さが少しずつわかってくる。
BONCOURAのウールには、そんな素材ならではの深さがあります。
デニムだけじゃない
ボンクラのこだわり
革と向き合い、何度も試行錯誤を重ね、
タンナーと協力しながらオリジナルの鞣しを試作し、
アイテムごとに鞣しの設計や仕上げを変えて、
それぞれのモデルにふさわしいレザーへ仕上げています。
鞣しから始まるBONCOURA Leather
肌に触れるものだからこそ、原綿の配合から糸の捻りまでこだわり、
杢は色の混ざり方まで細かく調整を重ね、
旧式の吊り編み機でゆっくりと編み立てた生地は、
空気を含み、もっちりとした吊り裏毛は唯一無二の仕上がりです。
空気を含むBONCOURA Sweatshirt
熟練の職人が通常の倍以上の工程を重ね、
ハンガーに掛かった姿以上に“着た時”に差が出るよう、
縫製の合間ごとに丁寧にアイロンを入れながら、2次元の型紙を立体的な服へと仕上げ、
着るほどに体に馴染みながら人生に寄り添っていくジャケットに仕上げています。
手仕事が支えるBONCOURA Tailored Jacket
ウールという素材には、原料そのものが持つ力がある。
BONCOURA Wool
Access
OPEN
土日/12:00~19:00
SALON BONCOURAは
基本的に毎週末(土・日)のみの営業となります。
ADDRESS
大阪府柏原市大県4-17-21Google MAP
JR 大和路線 柏原駅より 徒歩10分程度
(大阪駅から電車で40分/乗り換え1回)
近鉄 大阪線 堅下駅より 徒歩5分程度
(大阪駅から電車で45分/乗り換え1回)
駐車スペース 2台有り


